私が子どもの頃の傷の治療は、
- 赤チンかオキシドールを傷にかけ(→痛い!)
- ガーゼをあてる(→ガーゼが傷の汁を吸って乾く!)
- カサブタができてはがれるを繰り返す(→傷あとがのこる!)
が常識でした。
1867年に発表されたリスター主義(傷は消毒して乾かさないと治らない)を、まだ信じてるドクターも多いけど、感染予防がとっても大事だった昔の話。きれいな水道水が普及して、いつでもどこでも洗うことができ、バイ菌の感染を防ぐことは簡単になりました。
「体の他の部位からヒフをとってきて縫いあわせる植皮(ショクヒ)術をしないと治りません」と言われるようなひどい傷もヤケドも、『消毒なしの乾かさない治療』で治ります。
【10ヶ月男児 電気ケトルの熱湯でのヤケド】
消毒なし。水道水で洗って、ハイドロコロイド製剤を貼る(乾かさない)治療で、キレイに治りました。
3日目
3日目の写真:水疱ができて、破れました。ういてるヒフは、取ります。傷になったところに、大きめに貼付剤をはります。
12日目
12日目の写真:水疱が破れてから、1週間でヒフができました。
3週間後
3週間後の写真:ヒフができてからも、ママが保護を続けてくれてました。他の皮膚と色が変わらなくなってます。
消毒しない乾かさない治療は、痛くないしキレイに治ります。
『痛くなく、キレイに治る治療』を選びたいですね!