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大人用ベッドは、危険がいっぱい

7ヶ月男児、ベッドから落ちましたと受診。 場所は寝室、大人のベッド。ママとパパと赤ちゃんと3人で寝てる。 ちょっと目を離したすきに、寝返りして落ちてましたとママ。

受診時は、表情も良く、手足をよく動かして、問題なし。 肝心なのは、対策です。 どうしようと思ってます?と聞いたら、 「ベッドガードをつけようかと」

ちょっと待った!と、消費者庁のページ https://tinyurl.com/2j755abp を見せました。 大人用のベッドに幼児用ベビーガードをつけてて、隙間に挟まって死亡した事例がありました。 幼児用ベビーガードは、”生後 18 か月以上”の使用と定められてます。

大人ベッドを使い続けるなら、 「赤ちゃんを、大人ベッドに、1人で寝かさない」 「ママが、ベッドを離れるときは、一緒に連れていく」 をしてほしい。 「すやすや寝ていて、起こしたくなかったから」は、事故の元。『安全第一、事故防止』が一番です!

消費者庁の注意喚起から、要点を抜き書きしますね。

<大人用ベッドやベビーベッドから転 落することにより負傷又は窒息する事故報告>
平成27年1月〜令和2年9月 
計912件の報告
0歳児:534件
1歳児:160件

<ベッドからの転落に起因する死亡事故の状況の例>
壁とベッドの隙間 に挟まれる
布団やクッション上にうつぶせになるなど顔がうずめられる
頭部がベッドの外に落ち前掛けで頸部が締まる

<事故防止のポイント>
①大人用ベッドに寝かせない。満2歳になるまでは、ベビーベッドに寝かせる。
②ベビーベッドの使用時には、柵は常に上げておく。
③PSCマーク (国の安全基準を満たすしるし)が貼付されたベビーベッドを選ぶ。

*気をつけてるつもりでも、事故は一瞬で起きてしまいます。
想定外のことも考えて、事故防止対策してほしいです。